英語のスピーチコンテストの謎

  • 2019.05.09 Thursday
  • 23:26

JUGEMテーマ:聞けて話せる英会話教材と、英会話上達法

 

スピーチコンテストって何のためにやるんでしょうね。英語のものですが。まあ、中高生くらいが対象のもののことですが。主催は、学校や自治体か、自治体がらみのものでしょうか。

 

かく言う私も、自らの生徒がスピーチコンテストに出場するということで、何度かそのサポートを行ったことがあります。

原文にあたる日本語の文を修正したり、本人が作った英文を外国人講師と共に修正したり、同じく外国人講師と共に、発音や身振り手振りを修正したりと(笑)。

結果、彼らは、下手したら半分以上私たちの「作品」となりました。良いのか、これで。

大方、他の出場者も似たり寄ったりの応援を得てコンテストに臨んだであろうことは想像に難くありません。

中高生なのだから、世間に問いたい自分の主張の一つもあるでしょう。主張そのものを世間に問いたいのであれば日本語でOKですよね?

まあ、スピーチコンテストで上位に食い込めば、本人の英語に対するモチベーションは上がるでしょう。そこに文句をつけるつもりはありません。そして、今後も私は自分の生徒に頼まれればお手伝いをすることでしょう。しかし、後ろにコーチがいて、スピーチの内容が本人のオリジナルではなくて、丸暗記した文章を身振り手振りをつけて演じながら朗読する。審査する方々は、何を見たいのでしょう?

 

うちの焼野教室がある鶴見区に、授業をユーチューブ動画として公開していらっしゃる英会話?教室があります。けなげな生徒が、CDなのか何なのか、ネイティヴの音声に合わせてネイティヴと同じ英語の台詞を言うという動画でした。とてもじゃないですが、本人が英語を自由にあやつっているようには見えないものです。丸暗記ですね。スピーチコンテストの状況と大差ないという、少し残念な動画です。

 

自称英会話教室は、丸暗記させた文ややりとりを保護者に公開して、「ほら、お宅のお子さん、英語がしゃべれますよ」と見せかけたりします。が、しかし、そこには、子供たちの中に何の応用力も介在しません。オウムや九官鳥がしゃべっている状況と大差がありません。現在の一般的なスピーチコンテストでは、かなり性能が良いオウムや九官鳥が競い合う程度の成果しか目にすることはできないのではないかと思います。

 

英語におけるスピーチコンテストを全否定するつもりはありません。舞台でスポットライトを浴びて、緊張しながら大勢の人の前でしゃべることは良い経験になることでしょう。でも、ピアノの発表会でも似たような経験をすることは可能でしょうけどね。

 

私は、いつかうちのイベントとして、子供たちによる英語の討論会を開いてみたいと考えています。出場する子供たちは、中高生以上でしょうね。子供たちが自由に討論し合うのです。テーマは子供たちの精神年齢に応じたものじゃないとダメでしょうね。もちろん、「討論」というものを成り立たせるためには、子供たちはそれなりの精神年齢に達している必要はあります。もちろん、本当に英語が使いこなせないと討論は成立しません。丸暗記では……。

 

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