日本の英語教育がダメな理由2

  • 2019.03.12 Tuesday
  • 23:27

JUGEMテーマ:聞けて話せる英会話教材と、英会話上達法

 

この記事をお読みになる前に、前回の同じテーマの記事である「日本の英語教育がダメな理由1」をお読みになることをお勧めします。

 

日本人がアメリカに渡った際、現地の英語学校にしばらく通うことは多々あります。その際、クラス分けの基準となるよう英語を「聞く、話す、読む、書く」能力を測るためのテストを受けたりします。その結果はよく言われますが、日本人の読み書きの能力と、会話力との間に小さくない乖離があると指摘されます。読み書きの能力が随分高いことに反して、会話力が低いのです。

会話力の低さは嘆かわしいですが、読み書き能力の高さは自慢できることだと、私は信じております。欠点だらけではあるけれど、学校の「文法教育」は、壊滅的にダメであるとは言えないところです。ひょっとすると日本人本来の頭の良さに起因するのかもしれないですが。

しかし、私の考え方では、文法と会話は別のものとして教えられるべきではないのです。なので、やはり日本の学校における英語教育は、やはり総合的にダメです。2020年度の指導要領の改訂は断言しますが、日本人の英語嫌いを加速させます。まあ、そのおかげでJ's Clubは大きなビジネスチャンスを得ることになりますから、ありがたがらなければならないです。しかし、一日本人としては当然嘆かわしく思います。恐らく、100年後も学校の英語教育はダメなままです。

1990年代に中央教育審議会によって英語教育は会話重視の方に舵を切られました、のはずでした。実際その頃、中学の英語の教科書には大きな改訂が盛り込まれました。教科書の指導書通りに授業が進められれば、子供たちは英語が話せるようになるかもしれないと予感させるものでした。が、今の体たらくです。次に2000年度の教育改定では小学校に本格的に英語が導入されると期待させられました。が、今の体たらくです。そして2020年の指導要領の改訂です。現在把握する範囲では、気でも狂ったのかと思われるほどの改悪です。論理的な思考の形跡すら感じられません。

なんでこんなことになるのでしょう?

原因は専門家の不在です。

小学生やあるいはもっと低年齢の子供たちに長期間に渡って英語を教えたことのある教授方が皆無なのでしょう。いたとしても、科学的なアプローチがとられていないのではないかと推測できます。ある成果を想像し、その成果を仮定として、それを実証するため具体的なカリキュラムを策定して実行してみる。失敗したなら、仮定を見直すかカリキュラムを策定し直す。ネイティヴを講師とすることが良いのか、日本人の先生の方が良いのか、または両方を組み合わせたチームティーチングが良いのかも検討する。しかし、最善と思しき結果を得るためには何年も何年もかかります。その間、研究の担当者自身が教鞭を執る必要があります。そうでないと定点観測ができません。

無理ですね。というか教育大学系の先生方でさえ、そんな手法をとっているという話は聞いたことがありません。もっとも私が知らないだけかもしれないですが。少なくとも、2020年度の教育改定を眺める限り、そんな専門家の影すら見えません。

 

正直、今現在の私の生徒には失礼かもしれませんが、今もって私は実験中だと感じております。いつでも、さらに改善できるのではないかと考えながら、教材を造り、現場にあたっております。

 

日本語を母語とする私たち日本人が特殊なのです。学校にも民間の自称英会話教室にも専門家がなかなか出現しないのは、それが根底にあります。次回「日本の英語教育がダメな理由3」では、このシリーズの最終回として、英語教育の専門家が現れない理由を分かり易く解説させていただきます。

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