日本の英語教育がダメな理由1

  • 2019.03.05 Tuesday
  • 00:32

JUGEMテーマ:聞けて話せる英会話教材と、英会話上達法

 

日本の英語教育がダメなのは、今更に言うことではないですか?

皆さんの思い浮かべられるダメっぷりは、中学で3年、高校で3年、大学まで入れると合計8〜10年英語を習っても英語が話せるようにならないということですか。

確かに学校における英語教育の半分くらいはダメです。さらに、負けず劣らず(自称)英会話スクールや教材も合わせて民間もダメです。と言いますか、金儲けしか頭にない分、民間の方が悪質です。民間は、日本の英語教育のカオスっぷりを、意識的にか無意識的にか利用し、根拠のない教授法をウリにしてお金を稼いでいます。

 

さて、私は学校教育の半分くらいはダメと申し上げました。ということは、残りの半分くらいはダメではないのです。それは、文法教育です。文法教育は、別の記事でも申し上げましたが、外国語を学ぶにあたり近道として必要なのです。ただし、その文法教育には決定的な誤りがあります。その決定的な誤りを修正し、文法教育と並行してボリュームがあり、しかも効果的なスピーキングの訓練を施し、そして、教科書の内容をもっと子供たちにとって興味の持てる内容に変えれば、日本における現在の英語教育事情を大幅に改善することができます。

とは、言っても無理でしょうが……。

以前、どこかの大学の教授だと思いますが、テレビのインタビューで、「小学校から英語の授業を行うのは反対だ。なぜなら、小学生のうちから英語嫌いの子供たちを作ってしまうからだ。」と、お話されていました。ひょっとしたら、これはテレビがお得意のインタビューの切り貼りかもしれません。テレビが、自分たちの描いたストーリーに合う部分だけを抽出して、編集で切り貼りしてしまうという、よく政治家の発言に対して行うアレです。もしそうだとすると、この大学の教授には失礼なのですが、まあ、およそ教育の専門家だとは思えない発言なので、私の耳についています。

そうですか。英語嫌いの子供を作らないために小学校で英語を教えない方がいいのですか。なら数学嫌いの子供を作らないために、小学生に分数や少数を教えるのもやめましょう。理科嫌いな子供を作らないために、小学生の間は、楽しい実験だけしかしないでおきましょう。なら、一層国語で難しい漢字も暗記させるのはやめましょう。と、なることにこの教授は気付かないのでしょうか。これが、教育の専門家なら絶望的な気分になります。

 

日本の英語教育は、恐らく、明治時代に公の教育機関でスタートしたのでしょう。時代や舞台の正確さはどうでもいいお話ですが。

当時、英語が今日のように世界言語になることは予想されていたのかどうかは分かりません。

教科書はどうしたのでしょう。恐らく、ドイツ人やフランス人向けの英語の教科書をお手本にして作られたはずです。このあたりは、容易に想像がつきます。しかし、残念なことに西洋語のほとんどはルーツを同じくしております。ドイツ語は、文法的にかなり英語に近かったりします。

「これは何ですか。」を英語では「What is this?」と言います。ドイツ語では「Was ist das?」と言います。what=was、is=ist、this=dasです。ありゃりゃ、英語とドイツ語では単語が変わるだけじゃないか!しかも、単語そのものが結構似ている!語順も同じ!

というわけですね。

そりゃ、ドイツ人やフランス人向けの教科書が、日本人に効果的であるはずがないのです。

 

さらに、「What is this?」の「is」はbe動詞です。もちろん、他の西洋語にもbe動詞はあります。実は中国語にもbe動詞のようなものはあります。しかし、日本語にはbe動詞にあたるものはありません。そして、あらゆる英語の動詞の中で、日本人にとって一番難易度が高いのがbe動詞です。ドイツ人やフランス人の子供たちには簡単なものであってもです。

今現在の子供たちは、あるいはこれをご覧になっている保護者の皆様の大半が、be動詞を使った英文から習い始めるのです。

「『私は太郎です。』いいか!『です』がamの意味や。これが動詞や」と言われても、動きを表さない「です」を「動詞」として理解させることが、どれほど無謀なことでしょう。「私は背が高い。」という日本語の文だと「です」ですら登場しなかったりします。

 

いい加減、be動詞から始める英語を脱出しなければならないですね。恐らくは、教科書を作る側の大学の教授方のなかには、私と同じ考えの方もいたとは推測します。が、官僚的な前例踏襲主義からは逃れられなかったのでしょうね。あるいは、適正な実験の場がなかったのか。

 

今回は、日本の英語教育がダメな原因のルーツのお話に触れさせていただきました。これから、何回かに分けてさらにこのテーマに沿ってお話させていただきます。

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM